【親知らずって】
8番目の歯のことです。お口の中にしっかり生えている方が珍しいです。たいていは横に生えたり埋まってたりです。ない方もおられますが9番目の歯まである方もおられます。
【抜かないといけないのか】→いろんなトラブルが起こります
①例えば手前の歯がむし歯になるリスクがあります

②歯周病や腫れ

歯ブラシができない所に親知らずが埋まっているためにおこります。
防ぐ方法は環境を改善つまり抜歯をすることとなります。
手順
① 検査
・CT撮影・・・神経(下顎管)に近くに親知らずが埋まっている時はCTで3次元的に診断致します(3000円ほど保険適用)※下顎管を傷付けると知覚麻痺(触っている感覚がにぶくなります)。運動麻痺はおこりません。
② 抜きやすさ
・年齢・・・年齢が上がるにつれて抜きにくくなります。年齢を重ねると顎の骨がだんだん硬くなっていくためです。
・根の形・・・根の形によっては複雑になっていて抜きにくくなる場合があります。(根の先を触ることで神経にトラブルが生じると判断した場合は根の先を残す場合もあります)
・炎症・・・何度か腫れたりしていると骨と癒着していて抜きにくくなることがあります
③ 抜歯後注意
・予定・・・翌日(休診の際は翌々日)消毒→1週間後抜糸※予約不要です
・症状・・・腫れます(個人差があります)。10日から2週間で徐々に落ち着いてきます。
(3日後がピークです)。お薬が出ます。お飲み下さい。
青たんのようになる時があります。静脈の走行に沿って顎の1部が青→黄色くな る場合があります。治癒起点ですので問題はないです。 |
・歯みがき・・・傷口に当たらないように周囲の歯はp-キュアなどの柔らかい細いもので磨きましょう
記事監修者
いまもと歯科クリニック歯科医師 今本裕紀
【経歴】
- 四天王寺中学校卒
- 四天王寺高校卒
- 大阪大学歯学部卒
- 勤務医を経て2010年「いまもと歯科クリニック」を
奈良県 葛城市北花内にて開院
いまもと歯科クリニックでは、むし歯や歯周病などの治療はもちろん、インプラントや分子栄養療法といった治療まで幅広く対応しています。お口の健康と心からの笑顔を地域のみなさんに届けできるよう、最善を尽くしております。
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