歯周病を知ろう①~長期的に維持安定するには
「様子を見ましょう」というのは悪い状態ですがそのまま放置というのでは困ります。悪化していき周りの骨や歯も巻き込む時があります。
長期的に維持安定するには次の条件が必要です
「清掃性の高い口腔環境の確立」
そのために歯周組織に求められる条件は
1浅い歯肉溝
2段差のない平坦な(歯槽)骨レベル→骨のレベルのことです
3十分な 付着歯肉(歯ぐきには固い歯ぐきと頬っぺたのような柔らかい歯ぐきがありますこのなかでも歯の周りには固い歯ぐき付着歯ぐきが必要です)
まずは知ること 診査・診断がとても大事です。目的地に行くのに地図を持っていきますよね?治療をするのにやみくもにはできません。しっかり診査しそしてそれをもとに診断が必要です。
【診査】
⑴X線写真
⑵歯周組織検査
⑶模型
⑷顎機能検査
⑸口腔内写真
⑹細菌検査
⑺歯周組織検査
1.歯周病ポケット検査2.歯肉退縮3.動揺4.根分岐部5.角化歯肉の幅6.出血(プロービング時)7.小帯の付着位置8口腔前庭の深さ
など歯の周りの骨歯ぐきをしっかり検査していきます。そのうえで今後しっかり長く残るかを診断し治療方法をご提案いたします。
歯周病専門 の認定医だからこそ残していける歯周病の歯はしっかり残していきます!
また力のコントロールもとても大事です
患者さんと衛生士さんと歯科医師とみんなでしっかり取り組んでいきましょう!
記事監修者

いまもと歯科クリニック歯科医師 今本裕紀
【経歴】
- 四天王寺中学校卒
- 四天王寺高校卒
- 大阪大学歯学部卒
- 勤務医を経て2010年「いまもと歯科クリニック」を
奈良県 葛城市北花内にて開院
いまもと歯科クリニックでは、むし歯や歯周病などの治療はもちろん、インプラントや分子栄養療法といった治療まで幅広く対応しています。お口の健康と心からの笑顔を地域のみなさんに届けできるよう、最善を尽くしております。