☆むし歯予防にフッ素が効くのはなぜ?|いまもと歯科クリニック|奈良県葛城市の歯医者

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☆むし歯予防にフッ素が効くのはなぜ?

フッ化物は、3つの大切な働きをします。
  1. 適量のフッ化物があると、唾液の中に溶けだしたミネラルが歯に取り込まれやすく、
  2. 歯が修復されるスピードが速くなってその分修復される量も多い
  3. フッ化物の助けによって修復された歯の結晶は、もとの歯の結晶より硬くバージョンアップするので、その分むし歯になりにくい歯になる。
  4. フッ化物には抗菌作用があり、むし歯菌の働きを抑えるのでむし歯になりにくくなる。
    つまり、修復する速さも量も増すうえ、修復した部分がもとの歯よりも丈夫になり、 さらにはむし歯菌が活躍しないように邪魔までしてくれるという、優れた効果があるのです。   歯のエナメル質はカルシウム、リン酸などが化合してできたハイドロキシアパタイトという結晶でできています。ところがこの結晶はむし歯菌の出す酸に弱く、唾液の酸性度が増すと唾液のなかに溶けだして(脱灰)、歯の密度が低くなります。 このままの状態が続くとむし歯になってしまうのですが、フッ化物はカルシウムとリン酸が歯に戻るように促し(再石灰化)、いっしょにフルオロアパタイトという、前よりも安定した硬い結晶になってくれます。   フッ化物配合の歯磨き剤を使用するだけでなく、歯科医院での定期的な健診、 3~6か月に一度はフッ化物歯面塗布を受けましょう。 歯科医院のフッ化物歯面塗布剤は9000ppmあり、効果が持続します。 (市販の歯磨き剤では950ppm程度)。 塗布後はうがいはせず、唾液を吐きだす程度にとどめます。 塗布後30分は飲食を控えましょう。 継続して定期的に受けると効果が高くなります。  

いまもと歯科クリニック
歯科医師
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