〜初期むし歯はどんなふうにできる?〜|いまもと歯科クリニック|奈良県葛城市の歯医者

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〜初期むし歯はどんなふうにできる?〜

 
  • プラークの付着
プラーク内の細菌が糖を分解して酸をつくり、作られた酸がプラークの中に充満します。
  • 歯の成分が溶けだす
プラークの酸の作用により、歯のエナメル質を構成する結晶のなかから歯の成分(リン酸やカルシウム)が唾液中に溶けだしていきます。
  • 初期虫歯
プラークの酸の作用が続くと、なかの成分がさらに溶けだし、結晶内に気泡のようにスカスカの部分ができています。
  • 穴のあいた虫歯へ
中身がスカスカになった結晶はやがて表面がポロっと崩れて穴のあいた虫歯となります。   〜初期むし歯はどう治る?〜 初期むし歯の治療のカギを握るのはみなさんおなじみの「フッ素」です。 フッ素配合の歯磨き剤を使うとフッ素がもつ歯の修復作用で、初期むし歯で生じたスカスカが時間をかけて埋まっていきます。必ずではないですが、見かけも元に戻る可能性があります。   〜初期むし歯の予防のポイント〜
  • 歯磨きを見直し
就寝中はお口のなかの細菌の活動を抑えたり、歯を修復してくれる唾液の量が極端に低下します。夕食後、歯磨きをせずに寝てしまうということは朝が来るまで何時間もの間、むし歯菌に好き勝手されてしまうということ。おいしい食べ物に囲まれた細菌たちがオールナイトで飲み食いして酸を出してしまいます。こうした状態が習慣化すると、むし歯は避けられません。寝る前の歯磨きほど大事なものはないですよ!
  • 食生活を見直し
むし歯予防には、間食を減らすことが大切です。甘いものの摂りかたに注意しましょう。
  • フッ素配合歯磨き剤の使用
1450ppmのものを使いましょう。歯磨き剤のフッ素は、濃度が高いほど修復を促進する効果が高まります。高濃度(1450ppm)配合の歯磨き剤を朝と寝る前の1日2回使い、フッ素を歯に供給しましょう。
  • メインテナンスに通おう
初期むし歯はプロの目でないとなかなか見つけられないため日頃からメインテナンスに通いチェックしてもらいましょう。     〜まとめ〜
初期むし歯にならないために定期的なメインテナンスに通うことが大切です。フッ素配合の歯磨き剤を使ったり日々の食生活、歯磨きを見直し初期むし歯を予防していきましょう!

いまもと歯科クリニック
歯科医師
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