人の歯の色には個人差があるんです!!
皆さんの歯は真っ白ではなくやや黄色く見えるのではないでしょうか?それは、歯は黄色みを帯びた象牙質が半透明のエナメル質で覆われた構造をしているためです。
そして、この象牙質とエナメル質の色味には個人差があり、生まれつきの「歯の色」の違いとなってあらわれます。
さらに、このような各人固有の本来の歯の色に、様々な原因による着色が重なることで、見た目に違いが出るのです。
歯が黄ばむ原因は、大きく分けて3つ、
外部要因・内部要因・加齢による要因が挙げられます。
「ステイン」という言葉をご存知でしょうか?「ステイン」とは、食物に含まれているポリフェノールなどが唾液の中のたんぱく質と結合した汚れのことです。一般的に、みなさんが想像する「黄色い汚れ」はこれにあたります。
色の濃い食べ物(カレー、キムチetc.)や飲み物(コーヒー、紅茶、緑茶 etc.)を摂取すると、特にステインは付着しやすくなります。
このような飲食が多い場合や、アルコールの摂取などにより歯の表面が乾いていたりすると「ステイン」が増えやすい環境になります。
また、
たばこの「ヤニ」は、ステインよりも粘着力が高く、さらに歯を黄ばませる働きがあるので注意が必要です。
なぜ「ステイン」や「ヤニ」がただの汚れで終わらずに、歯の黄ばみの原因になるのかというと、
表面に付着し留まっていたステインは、時間が経つと歯の表面を覆うエナメル質の中まで浸透してしまうからです。
一般的に、歳をとると歯はだんだんと黄ばんでいきます。これは、
歯の表面を覆っている半透明のエナメル質が加齢とともに徐々にすり減って薄くなる半面、歯の内部の象牙質は次第に厚くなっていくということが原因です。
歯の黄ばみを防ぐためにはホワイトニング歯磨き粉などの専用歯磨き剤の使用も有効です。
ただし、
研磨剤(清掃剤)が大量に入った歯磨き粉は、歯のエナメル質を傷つける可能性もありますので注意が必要です。当院ではリナメルという歯磨き粉を取り扱っています!詳しくはスタッフまで。