赤ちゃんの歯ぎしり|いまもと歯科クリニック|奈良県葛城市の歯医者

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赤ちゃんの歯ぎしり

  乳歯が生えたばかりの赤ちゃんも歯ぎしりをします。 実はこれも意味のある行為です。   赤ちゃんは、およそ6ヶ月頃から下の歯が生えてきます。 その後、上の歯が生えてきたタイミングで歯ぎしりをする赤ちゃんが多いです。 これは「顎の位置を調節している行為」なのです。 詳しく説明すると、成長の過程において歯が生えていない赤ちゃんは、食事という行為に対して「吸う」という動作を主に行っています。 この動作は顎の動きにおいてとても単純な動きをします。 その後の成長過程で歯が生えてくると、ものを食べる際に「吸う」動作から「噛む」動作に変わります。 噛む動作は上下左右に顎を動かすため、想像される以上に複雑な動きをします。 そこで、吸う時に使う顎の位置を噛む時に使う顎の位置に調整が必要になってきます。 その時に行うのが歯ぎしりです。 赤ちゃんの歯ぎしりは噛むことのできる「顎の位置の調節」をしているのです。   ちなみに、「私の赤ちゃんは歯ぎしりをしていない」と心配になる方もいらっしゃると思います。 しかしご安心ください。 気付いていないだけで、赤ちゃんのほとんどは歯ぎしりをしています。 赤ちゃんの視界に入るものを何でも口に入れてしまう行動も、噛むための練習をしている行動なので、歯ぎしりと同じような効果が見込めます。 加えて、歯ぎしりをすることで顎の筋肉を鍛えることにも繋がります。 しっかり食べ物を食べることができるようになるための、準備のようなものなのです。 安心して見守ってあげましょう♪

いまもと歯科クリニック
歯科医師
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