
歯周組織再生療法って?
歯周病の原因は、プラークという細菌の固まりです。プラーク中の歯周病菌の感染により、歯の周りの組織に炎症が起きて、あごの骨などが失われていきます。歯周病が進行すると、あごの骨をはじめ、骨のまわりの組織が失われていきます。そうなると歯を支える組織が減ってしまうため、歯の寿命にも影響が及びます。そんな時に歯を救うたすけとなり得るのが再生療法です。
何を再生させるのか
歯の根の表面にあるセメント質とあごの骨のあいだにある歯根膜が歯と骨を結びつけているのです。再生療法はこれらの組織を再生させる事を目的とします。
治療方法
再生療法では歯の根のまわりの組織が失われた部分に特殊な再生材料を入れるなどして再生を促します。歯茎を切り開いて歯の根を露出させ、プラークや歯石を除去してから、再生材料を充填。歯ぐきを元の位置に戻して縫合します。
治療後の注意
再生治療をおこなった後は、タバコは極力吸わないように。消毒と抜糸をするまでは治療した歯では噛まないように。また、歯ブラシも当てないでください。足した人口の骨が出てきてしまいます。
抜糸後は毛先の柔らかい歯ブラシで歯磨きをおこないます。
治療をおこなった歯を長く持た
せるために、その後も歯科のメインテナンスに通ってください。

記事監修者

いまもと歯科クリニック歯科医師 今本裕紀
【経歴】
- 四天王寺中学校卒
- 四天王寺高校卒
- 大阪大学歯学部卒
- 勤務医を経て2010年「いまもと歯科クリニック」を
奈良県 葛城市北花内にて開院
いまもと歯科クリニックでは、むし歯や歯周病などの治療はもちろん、インプラントや分子栄養療法といった治療まで幅広く対応しています。お口の健康と心からの笑顔を地域のみなさんに届けできるよう、最善を尽くしております。