
仮歯は何のため?
「仮歯」は最終的に入る被せ物が出来るまでの代わりに使う歯です。
入れる目的はいくつかあり①大きく削った歯を感染から守るため。
②歯を削ったことにより隙間を埋めようと隣の歯が動いてしまうことを防ぐため
③削った部分の歯ぐきが覆いかぶさってくるのを防ぐため
④前歯だとお口を開けたときに歯がないように見えてしまうので見た目のため。
があります。
仮歯が入っている時は、硬いものを噛まないで下さい。お餅やガムなどくっつきやすい食べものも避けてください。
仮に入れている歯になりますので取れたり割れてしまうことが時々あります。
取れたり割れたりする理由は仮のセメントでつけている事、歯ぎしりや食いしばりが起こる事で外れやすくなっています。取れてしまった場合はご面倒ですが来院お願いいたします。
取れてそのまま放置したり仮歯のまま長期間置いておくと、歯にばい菌が入ってしまいまた1から治療しなければならない場合や歯を残せなくなってしまう事がありますのでなるべく来院してください。
仮歯は新しい歯を作る治療の時に最終的な被せ物が患者様のお口の中で無理なく調和するためになくてはならないものです。たかが仮歯されど仮歯。良い仮歯は良い治療の第一歩です!

記事監修者

いまもと歯科クリニック歯科医師 今本裕紀
【経歴】
- 四天王寺中学校卒
- 四天王寺高校卒
- 大阪大学歯学部卒
- 勤務医を経て2010年「いまもと歯科クリニック」を
奈良県 葛城市北花内にて開院
いまもと歯科クリニックでは、むし歯や歯周病などの治療はもちろん、インプラントや分子栄養療法といった治療まで幅広く対応しています。お口の健康と心からの笑顔を地域のみなさんに届けできるよう、最善を尽くしております。