毎日歯磨きしてたのに、なんで私が歯周病に?|いまもと歯科クリニック|奈良県葛城市の歯医者

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毎日歯磨きしてたのに、なんで私が歯周病に?

奈良県葛城市いまもと歯科クリニック歯科衛生士和田奈津帆です。

毎日歯磨きしてたのに、なんで私が歯周病に?

何年かぶりに歯医者に行って「この歯、歯周病になっています」終わりと言われた。あなた。
歯磨きは毎日していたはずなのに、今までなんともなかったのに、と疑問に思われてはいませんか歯周病になってしまったとき、なぜなってしまったのか、歯医者さんで治療を始める前にこれをしっかり理解しておくことが大事ですよ。歯周病はバランスの問題です。歯周病は端的に言うとプラーク(歯垢)の攻撃力と歯茎の抵抗力の力関係で発症するかどうかが決まります。プラークの攻撃力が高まり、歯茎の抵抗力とバランスが崩れたときに発症するのです。天秤で例えてみましょう。天秤の左に歯茎の抵抗力のお皿には、もともとたくさんのコインが載っているのですが、不十分な歯磨き、加齢や肥満、病気、疲労やストレスなどによる免疫力の低下、喫煙などによってコインが減っていきます。
一方右にあるプラークの攻撃力のお皿には、長期間磨きのされたプラークの成熟、歯茎からの出血による歯周病菌の増加、喫煙によるプラークの効果などでコインその結果、プラークの攻撃力のお皿の方がコインが多くなったとき、天秤が傾き、歯周病が発生します。それではこれを頭に置きつつ、よくある患者さんのケースを見ていきましょう。
歯がうずく感じがするので、何年かぶりに歯医者さんに行きました。そしたら「歯周病になっています」と言われちゃいました。
私、歯磨きは毎日しっかりしていたはずなんです。それなのになんで歯周病になっちゃったんでしょうか
歯周病の1番の原因は長い間磨き残された
(細菌の塊)です。しっかり磨いているつもりでも、歯ブラシの毛先がうまくプラークに当たっていなかったところがあったのかもしれません。磨き残されたプラークは時間とともにその攻撃力を高めていきます。そうしたプラークを落とすには、歯科医院であなたの歯並びに合った歯ブラシの動かし方、フロスや歯間ブラシの使い方を教えてもらうのと、自分では取り切れないプラークを定期的に除去してもらうことが大切です。
長く残っているプラークほど攻撃力を増していきます。お口の中に住んでいる細菌が集まって、ぬるぬるとした粘着性の塊になったのがプラークです。プラークはお口の中に長く存在するほど成熟し攻撃力が高まります。長時間放置されたプラークはやがて指赤になります。歯石はサンゴ礁のように凸凹しており、さらにプラークが付着しやすくなります一旦刺激になると歯磨きで取り除くことはできません。
歯周病菌である、PG菌、TF菌、TD菌は、血液が大好物、歯茎から出た血液中のタンパク質と血を栄養にして増殖して強くなります。だから歯茎から血が出た時は出血がなくなるように歯に付着したプラークを落とさなくてはならないのです。
歯周病は加齢や肥満、疲労、ストレスも関係します。カレーや肥満による体の抵抗力の衰えは、歯茎の抵抗力にも関係します。また歯茎の細胞自体も老化します。細胞が老化すると、歯周病菌が持つ毒素の刺激に対する抵抗力も、刺激で生じた傷に対する修復力も低下します。
慢性的な疲労やストレスで体の抵抗力が落ちると歯茎の抵抗力も下がっていきます。特に糖尿病は歯周病への影響が大きいです。病気は体の抵抗力を低下させますが、中でも糖尿病は歯周病と関連が深い病気です。糖尿病は免疫力を低下させて感染を起こりやすくしま
す。歯周病は細菌が原因ですので、糖尿病の方は歯周病になりやすく悪化しやすいのですしかし良いニュースもあります。歯周病が改善すると糖尿病も改善するのです。実際歯周病を治療すると糖尿病の指数であるヘモグロビンA1 Cの数値が改善する事はよく知られています。
次にタバコと歯周病です。
タバコは血管を収縮させるニコチンというものが含まれています。血液とともにやってくるはずの栄養分と酸素が歯茎に届かなくなります。タバコは免疫細胞を弱らせます。細菌を食べてくれる白血球など免疫細胞の働きもタバコに含まれる化学物質ニコチンの作用で弱まりますタバコは酸素の運搬を妨げてしまいます。赤血球は通常、その中に無数に存在するヘモグロビンに酸素をくっつけて運びます。しかし、タバコの煙に含まれる一酸化炭素は酸素を剥がして、ヘモグロビンに強く付着してしまいます。

Q&A
歯周病になりやすい人はいる?
お口の中に悪玉菌(歯周病菌)が多いほどプラークの攻撃力も上がりやすくなります。日本人の4割のお口にはかなり悪玉菌がいます。そして5割にはちょい悪い位の悪玉菌がいます。ただちょい悪い細菌もたっぷりいたら悪影響を与えます。一方、悪玉菌が全然いない方も1割ほどいます。うちのおばあちゃん、ろくに歯磨きもしていないのに、今でも歯が全部あるのよ言うのはこういうケースです、なおお酒を飲んですぐ赤くなる人も歯周病になりやすいです。お酒に弱い人の歯周病リスクはそうでない人に比べ、4.28倍となります。

Q&A 
血が出たら歯を磨かないほうがいい?
歯磨きをしていて血が出た。そんな時強く磨きすぎたかと思って、これ以上磨かないでおこうと歯磨きを控えるかと思いますが、それは大間違いです。歯ブラシが歯茎を傷つけているわけではありません。歯磨きをしていて、血が出ると言うのは、その場所が歯周病になっている(またはなりかけている)サインです。むしろ血が出る場所こそしっかり磨かないといけません。歯周病になると歯茎がプラークと接するところに潰瘍面(傷口)ができます。海洋面やその周りの刺繍ポケットには血液が溜まります。その血液が歯ブラシで押し出されて出血しているように見えるのです。歯に付着したプラークがなくなれば、太陽名もなくなり出血もなくなります。
Q&A
若い人は歯周病になりにくい?
子供は普通歯周病にはなりません。18歳未満のお口からは歯周病菌であるPG菌がほとんど禁止されないからです。また20代の頃は体力も免疫力もあるので、歯茎の抵抗力が強いです。そのため、歯周病にはなりにくいのです。多少歯茎から血が出ても、顎の骨はそんなに減らずに済みます。しかし、30代以降になると柔道の歯周病の人が増えていきます。米国の調査では36歳が重度歯周病の発症時期のピークとなっています
ちなみに、妊婦さんも女性ホルモンの急激な増加などで歯周病になりやすくなります

Q&A歯周病菌はどこから来るの?
歯周病菌は人のお口の中に最初から住んでいる菌ではありません。唾液を介して人から人へと移っていきます。食器食後の共有や自化し、キスによる唾液交換などがその例ですね。とは言え、歯周病菌がお口に入ってこないようにするのは至難の技です。それより歯周病にならないように歯磨きや歯科受診を欠かさないことが大切です。
唾液の出てくる場所唾液腺はどこにある?お口の中には、耳下腺、舌下腺、顎下腺の3つの大唾液腺と無数の小唾液腺が存在します。耳下腺顔の左右にある耳の前から頬に広がる。1番大きな唾液腺。開口部は、上の奥歯の近くの頬の粘膜にあります。舌下腺下顎の内部にある唾液腺開口部は、下の前歯の裏側の粘膜付近にあります。学科ベロの裏側の根元近くにある唾液腺。開口部は下の前歯の裏側の粘膜付近にあります。
同じ人のお口の中でも虫歯になりやすいところとなりにくいところがあります。これは、お口の環境が場所によって異なるからです。その理由の1つが大樹です。私たちのお口を潤してくれる唾液には、単に粘膜の保湿や消化の促進だけでなく、歯を守る、補修す働きもあります。また、食べかすやプラークを洗い流し、細菌が作り出した中和してくれますし、飲食により唾液中に溶け出した歯のカルシウム成分を歯に戻してくれる作用もあります。この作用は再石灰化と言い、この時フッ素があるとそのスピードや効果を増します。唾液がよく出てくる上の奥歯より、手前の歯の頬側や、下の前歯の裏側は、唾液がよく当たり、比較的虫歯になりにくいのです。反対に唾液の流れが少ないところは汚れや細菌が溜まりやすく、虫歯のリスクが高まりやすいです。加えて、再石灰化は唾液が端に触れていないと起こりません。お口の中で唾液が流れていきにくい場所はありませんか?その場所こそ重点的に歯磨きをしてプラークを落とし、歯磨き剤でフッ素をお届けしなければいけません。なお就寝中は唾液が流れないとされています。だから寝る前の歯磨きとフッ素の使用は欠かせないです。
唾液が酸性に傾いたPHを中和します。
飲食のたびに最近の出す3の作用によりお口の中のPHが低下し、酸性に傾きます。P Hが低下すると歯の成分が唾液中に溶け出していきます。これを脱灰といいます。歯の表層にあるエナメル質はP Hが5.5以下になると溶け出していきます。一方、エナメル質の内部の象牙質や歯の根を構成する象牙質やセメント室PHが6.2から6.0になると解き出します。つまり、エナメル質よりも酸に弱いのです。
大樹は最近野田さんをPHを中性に戻してくれます。この中和作用も唾液が歯を守る機能の1つです。ただし、PHが戻るには時間がかかるため、ひっきりなしに飲食をしているとPHが低い状態が続き、虫歯になりやすくなります。脳技室やセメント室はもともと歯茎の中に隠れていますが、歯周病やカレーで歯茎が下がると脱出します。酸に弱い象牙質やセメント室は虫歯(根面う蝕)になりやすいので、特に予防が大切です。

胃食道逆流症はどんな病気
「胃食道逆流症」は、一旦家の中に入った食べ物や遺産が食堂へ逆流することによって、食道の粘膜に炎症が起きたり、胸焼け、どん酸などの不快な症状が現れたりする病気です。正式には食道逆流症といいますが「逆流性食道炎」の方がなじみがあるでしょう。1960年以前は日本ではそれほど多くなかったのですが、その後増加し続け、日本人の1割に胃食道逆流症があるとまで言われています。主な症状としては、胸焼け、胸あたりに痛みやムカムカ感が現れる。時々心臓の痛みと勘違いするほど痛くなる人もいます。どん酸、苦味や酸っぱさが食堂から口に上がってくる。不快な症状。
ムカムカとした胸焼けやどん酸などの症状は食後に起きることが多く、生活の質を大きく低下させます。また、食道逆流症は睡眠障害や気管支ぜん息などにも関係しています。したがってこのような症状がある方では消化器内科の受診をお勧めします。胃食道逆流症になりやすい人、食べ過ぎ傾向、早食い傾向、食べてすぐ横になる、肥満気味、高脂肪食をよく食べる、よくアルコールを摂取する、家内食品など刺激物が好き、カフェインをよく摂取する、猫背傾向、喫煙習慣がある、ストレスが多い食道逆流症のなりやすさには、生活習慣も関係しています。薬による治療とともに生活習慣を改善していくことも大切です。逆流はなぜ起きる本来は逆流しないための機能機能が備わっています。いの粘膜は3に強いですが、食道の粘膜は昭和行きません。繰り返し、胃酸が食堂へ逆流すると3に弱い。食堂の粘膜に炎症が起きたり、胸焼けやどん酸などの不快な症状が現れたりします。したがって胃からの逆流が起きなければ良いのですが、何らかの原因によって逆流が起きてしまうことがあります。その逆流に関係するのが下部食道括約筋の弛緩(緩み)、食堂の3のクリアランスの(洗い流し)、過剰な胃酸分泌によって起こります。
食堂逆流症とブラキシズムの関係を見ていく前に、ブラキシズムについて押さえておきましょう。主なブラキシズムは3つあります。1つ目は歯ぎしり上下の歯をギシギシと擦り合わせることです。2つ目噛み締めぎゅっと食いしばることです。3つ目連続的に勝ち勝ちと、歯を噛み合わせる、繰り返し、カチカチと上下の歯を噛み合わせる癖のことです朝起きたときに顎が疲れてたりする方は、睡眠中に「ブラキシズム」が起きているかもしれませんら、キシズムとは昼間や夜間に無意識のうちに行う歯ぎしりや噛み締めなどの総称です。お口の周囲や顎の筋肉が異常に緊張して、上下の歯をギシギシと擦り、合わせたり食いしばったり連続的にカチカチと噛み合わせたりするお口の癖のことです。本来、リラックスした状態の時は上下の歯の間には隙間があります。それがストレスによって常にブラキシズムがあると上下の歯が不必要に接して、お口周辺に負担がかかり、早顎の筋肉を痛めかねません。では胃食道逆流症とブラキシズムはどういう関係なのでしょう?裏キシズムは食堂を守る自己防衛反応である可能性があります。遺産等の逆流から食道を守っている可能性があることがわかってきました。健康な方では、食堂内の3のクリアランス脳が正常であるため、食道に胃酸が逆流しても唾液を飲み込んだりすることにより、食道内の山が洗い流されます。実はブラキシズムが起こった後には唾液を飲むと言う(嚥下)と言う体の反応が起きており、これが食堂の粘膜を守っていると考えられます。
ブラキシズムが食堂粘膜を守るメカニズム1、胃酸などの逆流が起きる。2食道から酸が、来たよ。痛いと言う感覚が脳へ伝達され、ブラキシズムが起こると考えられる。3ブラキシズム後に唾液を飲み込む(嚥下) 4飲み込んだ唾液が食堂へ流れたり、あるいは嚥下に続く食道内の酸洗い流される後、唾液などが食堂の粘膜を守る
唾液を出すためにも歯を大切に、虫歯や歯周病にならないよう、日々お口のケアをされていることでしょう。その歯は大切なのです。食べるため噛むため笑顔を作るため楽しく笑うため話すため、誰かと食事を楽しむため、胃に負担ををかけないためなど歯を大切にされる理由はたくさんありますらキシズム後に唾液を飲み込むことで、食道を守っていますが噛み合わせが悪かったり、噛める歯がなかったりすると唾液は十分に出ません。その結果、食堂の粘膜に炎症が起きかねません。
このように私たちの体は知らず知らずのうちに健康なお口に守られているのです。もし歯を失った場合は、早めに補う治療しましょう。食堂を守ると言う側面からも歯を大切なのです。
ブラキシズムが引き起こすお口への悪影響、歯の咬耗(歯がすり減った状態)、歯肉退縮(下がった歯茎)、歯の楔状欠損(歯の根元が鎖状に削れた状態)、かぶせものや入れ歯などの破損、歯の根っこの破折、咬筋肥大(エラが張った状態)、骨隆起、外骨症、顎の痛みや頭痛、現在のところブラキシズムを止める有効な治療法はありません。定期的に歯医者さんでお口に症状が出ていないか悪化してないか見てもらうようにしましょう。また顎や歯の痛みなどある方はナイトガード(マウスピース)を処方してもらうと良いでしょう。