みなさんこんにちは。
葛城市の歯医者【いまもと歯科クリニック】です。
歯を失った際に行う治療として、インプラント治療を選択する方が増えています。
インプラントはしっかりと噛める、他の歯に負担を与えない、審美性も高いため、メリットの多い治療法ですが、自由診療であるため費用が高額になることが多いです。
そこで今回は、インプラント費用が高い理由についてご紹介します。
目次
■ インプラント費用が高額な理由とは?
-
インプラント自体が高い
インプラント体は、顎の骨に埋め込んだあと顎骨としっかりと結合するため、身体とのなじみの良い「チタン」という材料を使用しているメーカー多いです。
インプラント手術後のトラブルを防ぐためには、安定性があり、インプラントに不具合が起きにくいことが重要です。
また、安全性を考慮し、高品質なインプラントを選択すると、インプラント体自体が高くなります。
-
ほとんどが保険適用外のため
インプラントは、ほとんどが保険適用外の自由診療です。
先天性の疾患や交通事故で顎の大部分を失った場合には、保険が適用になることがありますが、むし歯や歯周病で歯を失った方は保険が適用になりません。
保険適用になる条件は「必要最低限の健康を維持するための治療」とあるため、審美的にも機能的にも多くのメリットのあるインプラント治療は、保険適用外になります。
-
専門的な設備が必要なため
インプラント手術を行うためには、精密検査をしてインプラントを埋入するシミュレーションをする必要があります。
そのためには、通常のむし歯治療で使用される平面のレントゲン撮影だけでなく、3次元的に立体的な画像を確認できるCT撮影も重要です。
CT撮影をすると、血管の位置や神経の位置も確認ができるため、より精密な治療を可能にします。
また、インプラントは外科手術を行うため、徹底的な衛生管理をする必要があります。
使い捨てできるディスポーザブルの物を使用することも多く、細菌感染を防ぐためには大切なことですが、その分コストがかかります。
-
治療期間が長くなるため
インプラント治療は、インプラント体を顎の骨に埋入して、定着するまでに3~6ヶ月の間期間がかかります。
その後、土台を立てるためや被せ物をするために型取りをする必要があるなど、いくつもの工程が必要です。
また、インプラントを安定して支えるためには、顎の骨が十分にある必要があります。
加齢や歯周病などで顎の骨が減少している場合には、顎の骨の再生を促す骨造成の治療も必要になり、追加で治療費が必要です。
顎の骨が足りない方は、顎の骨が再生されるまで待つ期間がある場合もあり、さらに治療期間が長くなります。
そのため、治療工程が多くなり、治療費も高くなるのです。
■インプラントはコストパフォーマンスに優れている
◎長く使い続けられる
インプラントは、費用が高くなることはありますが、多くの方が10年以上使い続けるような寿命の長い治療法です。
歯を失った時の治療の中で、ブリッジは平均7~8年程度、入れ歯の場合は平均4~5年程度の寿命と考えられているため、ほかの治療と比較すると長持ちするというメリットがあります。
◎他の歯に負担をかけない
他の歯に負担をかけることなく、単独で治療することができます。
ブリッジは左右の歯を削る必要がありますし、部分入れ歯は他の歯に固定するためのばねをかけるため、負担がかかります。
◎審美性も高い
人工歯となる被せ物には、セラミックなどを選択することができます。
透明感があり、周りの歯になじむ審美性の高い被せ物を選択することが可能です。
◎天然歯と同様に噛める
インプラント治療の大きなメリットのひとつとして、天然歯と同様にしっかり噛むことができることが挙げられます。
入れ歯は、安定感が少なく、ずれたり、外れたりすることも少なくありません。
以上のことから、ほかの歯に負担をかけず、しっかり噛むことができ、審美性の高いインプラント治療は、生涯的にコストパフォーマンスも優れていると考えられます。
■インプラント治療をご希望の方はご相談ください
当院は、インプラント治療を数多く行っており、インプラント手術の際には、精度の高いガイドシステムを活用しています。
また、経験豊富な歯科医師が歯を残すための治療と歯の機能を取り戻すための治療に努めていますので、インプラント治療が可能かどうかや、ご不明点があればお気軽にご相談くださいね。