精密拡大治療とは
拡大鏡やマイクロスコープを用いた
精密で精度の高い治療
人間の歯は、前歯が8.5mm・奥歯が10mm程度の大きさでできています。この小さな組織の中に生じた微細な病変を取り除くというのは非常に繊細な治療で、肉眼で見るには限界があります。精密拡大治療では、拡大鏡やマイクロスコープを用いることで肉眼の約30倍程度まで視野を拡大し治療をおこないます。非常に細かい部分まで確認しながら治療することができますので、成功率も格段にアップします。
このような場合はご相談ください
- 歯がズキズキと痛い
- 痛みや腫れがなかなかひかない
- むし歯が進行してしまっている
- 歯肉から膿が出る
拡大鏡・マイクロスコープを使用した場合
肉眼では確認することができない細部まで、倍率を調整しながら確認していきます。
複雑な構造か暗くて見えにくい口腔内の細部まで確認する場合には非常に有効な設備です。
通常(裸眼)
治療中
精密根管治療とは
むし歯が進行してしまった場合は
根管の治療をおこないます
むし歯が進行することで、歯髄に炎症や感染が引き起こされた場合に必要となる処置です。根管治療は、感染した歯髄を専用の器具で除去し、清掃した後根管内に詰め物をする治療です。治療を中断してしまうと、歯が腐ってしまったり、周りの組織に影響を及ぼしたりするので、最後までしっかりと治療しましょう。
このような場合はご相談ください
- 歯がズキズキと痛い
- 痛みや腫れがなかなかひかない
- むし歯が進行してしまっている
- 歯肉から膿が出る
精密根管治療の成功率について
使用する設備や素材によって
成功確率は大きく変わります
従来の根管治療の成功確率は約50%といわれていますが、拡大鏡やマイクロスコープを用いた精密根管治療をおこなった場合、その成功確率は約90%まで上昇します。また、保険の被せ物ではなく自費のセラミック素材などを用いた被せ物を使用することでより精度の高い安全な治療が可能となります。
根管治療の精度 | 被せ物の精度 | 成功率 |
---|---|---|
◎高い精密度 | ◎自費の被せ物 | 91.4% |
〇中殿精密度 | ◎自費の被せ物 | 67.6% |
◎高い精密度 | △保険の被せ物 | 44.1% |
△低い精密度 | △保険の被せ物 | 18.1% |