咬合面むし歯→歯のかみ合う溝の虫歯
咬み合わせの面の溝は深いので溝から虫歯となり深くで虫歯が広がる
奥歯の断面図 溝はこんなに深い→虫歯はエナメル質を通過すると中の象牙質で広がる

虫歯がまだ浅い段階だとつめていきます(CRつめものかインレー)
既に神経まで達していると神経を取っていきます
① シーラント(あらかじめ溝をフッ素入りのプラスチックで埋めることで溝を平にします)
※保険適応です
②プラウトや歯ブラシの先でしっかり磨きましょう

① 臼歯で溝がある歯→4,5,6,7時に2番目の裏側
② 特に6歳臼歯はえたての時は溝が複雑に入り組んでいます(噛み合ってくるとへいたんになってきます)またはえたては石灰化が低く 虫歯になりやすいです
特に生えたての奥歯の溝はかみ合っていないので溝がとても深いです。さらに生えたての歯は石灰化が進んでいないため柔らかいのですぐにむし歯になってしまいます。歯ぐきから放出する際に半分歯ぐきがかぶっている時期が少しあるためそこにばい菌が停滞していることも多いのです。気がつかなく大きく虫歯になっているときもあります。
大体6歳臼歯で6歳ぐらいに萌出し始めます。7番目の歯は12歳ぐらいに萌出始めます。この6番目7番目の歯を大臼歯と呼びます。そのほかに小臼歯と呼ばれる歯にも溝があります。(たまに前歯の裏にも溝があるときもございます)
ですので6才や12歳ぐらいまでにしっかり歯医者さんで見てもらい虫歯にならないことが大切です。
むし歯になってしまうと治療をします。しかし詰め物と歯の間には隙間はあります。ですので次の2次虫歯になることもあるのです。→2次虫歯
☆2次カリとは?☆
つめものの下から虫歯になります
☆原因☆
つめものと歯との間は虫歯菌や酸が入り込むだけのスペースがあります。
磨き残しが多かったりするとその間から虫歯になっていきます。
(熱いもの冷たいもの食べると膨張したり収縮したりします。歯もつめものも。長年かけて、セメントが溶け出したり、きしんできたりします。)
☆治療☆
いったんつめものを外して虫歯を取りつめなおしをします
☆予防☆
① しっかり磨きましょう。歯とつめものの際。
② 材料を選ぶ☆より精密にかたどりし歯とぴったりするものを選ぶ。プラークが付きにくいものを選ぶ
③ フッ素などでケアをする(とくにイオン導入が効果的)
☆注意☆ 一度虫歯でつめている下から虫歯ですので、もとのところからするとかなり深く虫歯です。歯を残すためにはしっかりケアしましょう☆
記事監修者
いまもと歯科クリニック歯科医師 今本裕紀
【経歴】
- 四天王寺中学校卒
- 四天王寺高校卒
- 大阪大学歯学部卒
- 勤務医を経て2010年「いまもと歯科クリニック」を
奈良県 葛城市北花内にて開院
いまもと歯科クリニックでは、むし歯や歯周病などの治療はもちろん、インプラントや分子栄養療法といった治療まで幅広く対応しています。お口の健康と心からの笑顔を地域のみなさんに届けできるよう、最善を尽くしております。
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