口腔ガンってどんなガン?
こんにちは。奈良県葛城市歯医者 いまもと歯科クリニック 歯科衛生士中本です口腔がん」はお口の中にがんの総称です。
舌・歯ぐき・頬の粘膜・あごの骨・くちびるなど、歯以外のどこにでも発生する可能性があります。
なかでもいちばん多いのが舌にできるがんで、約6割を占めています。
口腔がんは、初期は痛みはありません。
「痛みがない」というのが厄介でこれが早期発見を難しくしています。
進行した口腔がんでは、患部を大幅に切除し、組織をからだのほかの場所から移植する必要があります。
その後も化学放射線療法や、お口の機能のリハビリが欠かせません。
しかし早期発見できれば切除範囲はわずかですむため、発音や発声に障害は残らずにすむことが多く、再発も少ないのです。
☆定期検査で早期発見を☆
一般的にがんの原因は、食事・生活習慣(お酒とたばこ)・ウイルスだといわれていますが
口腔がんではさらにお口の粘膜への「慢性的な刺激」が原因となります。
刺激が繰り返されるうち、ある時粘膜の細胞に異常が起き、口内炎から前がん病変、そして口腔がんになるのです。
口腔がんの早期発見には、セルフチェックにくわえて、半年に一回は歯科で舌やお口の粘膜も診てもらいましょう。