
Q.クラウンとは?
A.人口の歯冠(かぶせもの)です。虫歯などで失ってしまった天然歯の代わりに作られ、
治療後に残った歯根の上に接着されています。
かむ力をしっかり支えるためには、かみ合わせを良好に保つ形態と強すぎず弱すぎず
周りの歯と調和する適度な強度が必要です。前歯のクラウンでは美しさも重要。
目的や症例に応じてレジン、金属、セラミックなどの材料が用いられています。
支えているのは天然歯の歯根です。
Q.クラウンって「差し歯」のことですよね
これってなくなった歯の穴に差してあるんでしょう?
- よく誤解されるのですが違うんです。かぶせてあるものです。差してあるわけではありません。
- クラウンとは天然歯の歯冠を失った時治療により残した歯根の上に
クラウン治療はたしかに今でも「差し歯」とも呼ばれています。
そしてこの質問にもあるように「作り物の歯に棒をつけて差してある」
と思ってらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
なぜ、差してもいないのに「差し歯」と呼ばれるのでしょうか
おそらくひと昔前に主流だった「クラウン+土台」が一体型になっていた治療のイメージが
皆さんの中に根強く残っているのだと思います。
この一体型のクラウンが取れるといかにも「人工歯に棒をとりつけたものが抜けた」
という感じがしたものです。
こうしてクラウンは神経を失ってもきちんと治療をしてクラウンをかぶせれば
自分の歯として使い続けることができます。
記事監修者
いまもと歯科クリニック歯科医師 今本裕紀
【経歴】
- 四天王寺中学校卒
- 四天王寺高校卒
- 大阪大学歯学部卒
- 勤務医を経て2010年「いまもと歯科クリニック」を
奈良県 葛城市北花内にて開院
いまもと歯科クリニックでは、むし歯や歯周病などの治療はもちろん、インプラントや分子栄養療法といった治療まで幅広く対応しています。お口の健康と心からの笑顔を地域のみなさんに届けできるよう、最善を尽くしております。
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