たくさんとっても大丈夫? ー歯科用レントゲンの被曝量について
歯科で使うレントゲンの被曝量はごく僅かです
歯科用CTの被曝量が0.1mSv程度
お口全体を写すパントモ撮影の被曝量が0.03mSv程度
3~4歯を写すデンタル撮影の被曝量が0.01mSv程度です。
東京~ニューヨーク間を飛行機で往復した場合の被曝量が0.2mSvであり、それと比べても少ないことが判ります。
歯医者さんのレントゲンとは?
歯医者さんで撮るレントゲンは歯や顎の骨などの硬い組織の状態を確認するために撮影します。レントゲンの検査によって虫歯や顎の骨にできた変化、副鼻腔炎なども確認することがでます。また、最近はCTレントゲンなどの普及に伴って3次元的に顎の状態を確認することもできます。CTはインプラント治療においては必須の検査となっています。妊娠中の放射線被曝の赤ちゃんへの影響
胎児への影響は妊娠時期により異なる。 受精後10日までの被曝では、奇形発生率の上昇はない。 受精後11日~妊娠10週では、50mSv未満の被曝では奇形発生率を上昇させない。 妊娠10週以降は「器官形成期」が終了しているため、奇形の可能性はない。 妊娠9~26週では中枢神経障害を起こす可能性があるが、100mSv未満では影響しない。
歯科で最も被ばく量の多い歯科用CTの被爆量が0.1mSvです。
妊娠期間中に500回以上のCT撮影を行うと母体の被爆量が50mSvに到達します。
しかし妊娠期間中に500回もCT撮影を行うことは実際にはあり得ません。