子供の歯のケガについて
歯のケガは元気がある子供には常に隣合わせのトラブルであるが、虫歯と違い、すぐに歯科を受診しなかったり、事後の経過観察で途中から来院されなくなったりして、せっかく残せたはずこ歯がダメになってしまうリスクも少なくはない。
子供の歯の外傷で多い年齢は乳歯では1~3歳、永久歯では7〜9歳で頻度で言うと男子の方が女子の2倍も多い。それに歯の怪我の原因は転倒が圧倒的に多く、コケた衝撃で前歯を打ったりするためケガが最も多い歯は乳歯、永久歯ともに上顎の中切歯で、前歯を失う原因の1番は歯のケガと言える。なので出っ歯の子ほとま怪我の頻度も高い。コケたりぶつけたりしてから、見た目も痛みもその時は気にならないから放っておく人もいますが、歯のケガのダメージは見える部分だけにとどまらず、その打った時の衝撃によって、歯ぐきや歯を支える顎の骨、乳歯をケガした場合は永久歯にまでダメージが及んでいることもある。なのでそのダメージは受傷直後にはわからず、時間が経ってから分かるものも多い。なので転んだり打ったりした時はその時症状がなくても歯科医院で見てもらったり、経過観察で通ったりすると手遅れにならずにすむので、私たちの患者さんで外傷を負った人がいればレントゲンを撮ったり、きちんとその時はダメージがなくても顎の骨や今後生える永久歯などにも影響が出ることもあると言うことを説明できるようにしないといけないなと感じた。