歯の詰め物いろいろ図鑑
歯の寿命に「大した影響はない」と思われがちな詰め物の治療。でも本当は、その歯の将来を左右するとても大事な治療だということをご存知ですか?
詰め物がより長持ちすれば、その分治療繰り返しが避けられます。そうすれば削られる歯質を減らすことができ、その歯の将来の健康に有利なのです。
~コンポジットレジン~
メリット:①歯を削る量が最小限で済む②詰めたところが目立たない③その日のう
ちに詰め物が入る④すり減りや欠けにリペアがきく⑤歯より柔らかいの
で周りの歯を傷めにくい
デメリット:①直接詰められないところがある②時間が経つと着色や変化しやすい
③咬耗しやすく強度が足りないことも④大きな詰め物には向かない
~金銀パラジウム合金~
メリット:①硬く強い噛む力にも耐久性がある②適用範囲が広くさまざまケースで使える
デメリット:①見た目が目立つ②詰め物を外れにくくするために余分に歯を削る必要がある③金属アレルギーの方には向かない
~セラミック~
メリット:①歯に近い色と透明感がある②汚れが付きにくく変色しにくい③かなり割れにくい④歯とほぼ同じ硬さなので周りの歯を傷めにくい⑤アレルギーの心配がない
デメリット:①割れることがある②偏った力がかからないように時々噛み合わせのチェックが必要③強度を確保するためには厚みが必要なので歯を深めに削る必要がある④治療には高度なテクニックが必要
~ハイブリットセラミック~
メリット:①詰めたところが目立たない②セラミックよりも安価③歯より柔らかいので
周りの歯を傷めにくい
デメリット:①時間が経つと着色や変化しやすい②咬耗しやすく強度が足りないことも
詰め物傷んでいませんか?
夜中に歯ぎしりをしたり、日中に噛みしめたりしていませんか?噛む力の強い方は詰め物の周りの歯の質が傷みやすく、詰め物が取れやすいのです。マウスガードを使うなどして対策を相談しましょう。
詰め物の経年変化は避けられずいつかは段差ができたり隙間ができてしまいます。
詰め物を長持ちさせるために定期的にメンテナンスに通って歯を守っていきましょう‼