就寝中に歯を守ろう!マウスピースについて|いまもと歯科クリニック|奈良県葛城市の歯医者

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就寝中に歯を守ろう!マウスピースについて

朝起きたとき、あごが疲れていることはありませんか?もしかしたら、就寝中に歯ぎしりや食いしばりをしている可能性があります。歯ぎしりや食いしばりは、知らないうちに大切な歯に悪影響を及ぼします。歯を守るため、マウスピースを使ってみませんか? 歯ぎしりや食いしばりの被害には、様々なものがあります。例えば、自分で自分の歯をけずってしまうことです。歯が異常に摩耗してしまい、エナメル質や内側にある象牙質、時には神経がむき出しになってしまう可能性があります。象牙質や神経がむき出しになると、刺激が伝わりやすくなり、知覚過敏、そして細菌が侵入しやすくなるため虫歯のリスクが高まってしまいます。 また、歯周病の悪化にもつながります。過剰な力は、歯を支えている歯根膜や歯槽骨などの周囲の組織に圧迫を加えるます。歯周病(歯周炎)の患者さんに、炎症による破壊に加えて過剰な力がかかることで、歯槽骨がより失われやすくなり、歯が揺さぶられて動いてしまうなど、症状が悪化しやすくなってしまいます。 他にも、かぶせ物やインプラントが壊れたり、歯が折れてしまうこともあります。歯ぎしりによる、歯の山になっている部分に引っ掛けるような強い力や、食いしばりの強い力が日常的に加わっていると、かぶせ物に焼き付いている白い材料が割れたり、かぶせ物自体が歯から外れてしまうこともあり、インプラントであれば、チタン製のインプラント体がポキリと折れてしまうこともあります。 歯以外にも、顎関節に過剰な圧力がかかり、顎関節症を発症することもあるのです。 歯ぎしり・食いしばりの原因として、現在もっとも有力視されているのがストレスです。その他には、睡眠の質や服用中の薬の影響、飲酒、禁煙なども関わっているとされています。有力視されている原因のストレスを減らすのが最も効果的な対処法のはずですが、生活を 急にがらりと変えるのはなかなか難しいことです。そこで、就寝時にマウスピース、ナイトガードを使って歯や顎に加わる過剰な力を減らす必要があります。歯科医院で患者さんの歯型ぴったりに製作するもので、就寝中に装着すると、歯や顎に加わる力の害を緩和することができます。 大切な歯を守り、受けた治療を長持ちさせるため、また、顎関節症を防ぐために、マウスピースの使用について歯科医院でご相談ください。

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