食いしばり強い人は要注意|いまもと歯科クリニック|奈良県葛城市の歯医者

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食いしばり強い人は要注意

食いしばりや歯ぎしりが強い人は歯が失われる可能性が高いとされています。その前に詰め物がよく取れたり割れたりかけたりするということがあります。歯ぎしり食いしばりなどは築かないうちにしているとされています。ストレスなどによって引き起こされているとされています。出現頻度(発生率)は夜間で8~16%、昼間も含めると8~34%という報告もあります。毎日のように起こる歯ぎしりは治療をしたほうがいいです。歯ぎしりを放置しておくと歯や歯の土台となる歯槽骨(顎の骨)がダメになったり歯に負担がかかったりして、最悪の場合、歯を失うケースも出てくるからです。 歯ぎしりは歯を強くこすりあわせることで起こります。歯ぎしりの習慣がある患者さんご本人に自覚がなくても、歯科医師が見るとわかります。力がかかっている歯が削られ、異常に減っているからです。なかには歯の白い部分のエナメル質が削られ、内側の茶色っぽい象牙質が露出している人もいます。年配の方で長年歯ぎしりで前歯が歯ぎしりで半分くらいまで短くなっている人もいます。 また、歯ぎしりで強く力がかかっている歯の歯ぐきがコブのようにボコッと出ていることが多いです。 これは骨隆起(こつりゅうき)というものです。歯ぎしりによって歯が圧迫され、ゆさぶられると歯の土台となっている歯槽骨にも大きな力が加わります。力がかかり続けると、歯槽骨が重みに耐えられなくなって歯を支えられなくなる危険性が出てきます。これを避けるために骨が横に広がって厚くなって歯を守るこれがコブです。入れ歯などになるとこれはとても邪魔ではあります。 骨隆起自体は病気ではないので治療の必要はありません。 また、歯周病の歯が歯ぎしりで揺さぶられるとますます、歯を支える骨が溶けていきます。 つまり、歯ぎしりは歯周病を悪化させるのです。歯みがきをしっかりして、メインテナンスをきちんと受けているのに、一部の歯だけ急速に歯周病が進行する場合は、歯ぎしりが引き金となっている場合があるということです。 歯や歯の根にひびが入り、割れてしまう・詰め物が取れるかけることもしばしばあります。小児では歯ぎしりは生理的な現象とされていますが歯ぎしりをよくする子は詰め物が取れやすいです。 歯ぎしり=力が強いということはまた、歯を失う要因にもなります。歯ぎしりによって歯や歯の根にひびが入り、割れてしまうことがあるからです。 しかし、割れてしまった歯の多くはかぶせ物ができないことがあるので、歯としての役割が果たせなくなり、抜歯となってしまうことがあります。 歯ぎしりを完治させる方法は残念ながらありませんが、軽減させる方法はあります。バイトプレートマウスピースです。歯ぎしりは顎を動かす筋肉や側頭筋にも負担をかけるため、肩こりや頭痛などの悪化要因になるといわれています。歯ぎしりを治すとこうした不調もよくなるかもしれません。

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