コンポジットレジン修復ってどんな治療?
虫歯や欠けてしまった歯を合成樹脂(プラスチックの一種)と微細なセラミックの粉でできたハイテク歯科材料でなおす治療です。

←欠けたところもきれい☆
「メリット」
⓵歯を削る量が少ない…コンポジットレジンが歯にぴたりと接着するので、穴の形を詰めて物がとれにくいように拡げて整える必要がない。
②表面をコーティング…虫歯になったところをコーティングできるので、治療後に二次う蝕になりにくくしみることもない。
③審美的な治療ができる…歯と同じ色で治すことができる。また歯の形を変えるなどの審美的治療も可能。
④修理や再治療が楽…着色や欠けてしまっても再治療が可能で、その際も削る量が少ないので歯への負担が少ない。
⑤一回で治療が終わる。
⑥術後の痛みが少ない。
「デメリット」
⓵着色したり欠けたりすることがある…樹脂でできているため、着色や欠けが起こることがある。ただし着色なら表面を研磨すればきれいになるし、欠けたらレジンを盛って修理すれば良い。
②複雑な治療の場合、治療時間が長い…小さな治療なら15分くらいで済む。ですが審美治療や、大きな欠損を修復する場合、精密な成形を何層かに分けて行う必要があるので、手間と時間がかかる。
前歯に小さな虫歯ができたり、欠けたり、着色がきになったりするときの治療に抜群の効果を発揮するのがコンポジットレジン修復です。
前歯のトラブルは上の前歯に多く起こります。下の前歯の近くには唾液腺があるので比較的トラブルが少ないです。上の前歯は、甘い飲み物がたまりやすいこともあって、トラブルが起こると機能面で困ることはもちろんですが、見た目もたいへんきになります。歯の色をあわせて治療の色調節ができるコンポジットレジン修復は審美的にも前歯の治療にむいています。また、前歯は奥歯ほど力がかからないので、強度の面でも十分に対応できる治療だといえます。
歯科医院で定期的に検診をうけ、大きな治療が必要にならないようにトラブルの早期発見を心がけましょう!

記事監修者
いまもと歯科クリニック歯科医師 今本裕紀
【経歴】
- 四天王寺中学校卒
- 四天王寺高校卒
- 大阪大学歯学部卒
- 勤務医を経て2010年「いまもと歯科クリニック」を
奈良県 葛城市北花内にて開院
いまもと歯科クリニックでは、むし歯や歯周病などの治療はもちろん、インプラントや分子栄養療法といった治療まで幅広く対応しています。お口の健康と心からの笑顔を地域のみなさんに届けできるよう、最善を尽くしております。
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