メタボリックシンドロームって?歯周病との関連性
こんにちは、奈良県葛城市歯医者いまもと歯科クリニック院長今本です。【メタボリックシンドローム】
糖質や脂質の多い食習慣運動不足といった生活習慣を続けていると徐々に内蔵の周囲に脂肪(内臓脂肪)が蓄積していきます。過剰となった内臓脂肪からは炎症物質などが放出されるようになりその結果インスリン抵抗性(インスリンの利きが悪くなり血糖値が下がりにくくなる)が引き起こされて血管の状態が悪化し動脈硬化の危険因子となる糖尿病や脂質異常症高血圧症が重複して生じるようになります。こうした内臓脂肪型肥満をきっかけに動脈硬化のリスクが相乗的に高まっている状態をメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)といいます。メタボリックシンドロームの診断基準はなお蔵脂肪の蓄積の程度を見る「ウエスト」「血中脂質」「血圧」「血糖値」のうち2つ以上が一定の数値を超えることが条件になります。
【口腔ケアとメタボ】
メタボリックシンドロームと歯周病の関係性はとてもあります。メタボの人は歯周病になるリスクが6.6倍もあります。歯周病の原因菌の代表のグラム陰性菌はその周囲がない毒素であるリポ多糖で構成されているのですが慢性的にこれが血中濃度が高くなると肝臓や脂肪組織に粗暴がつきやすくなりインスリン抵抗性が上昇することが報告されています。
このほか歯周病の人はメタボになりやすく悪化しやすいことも明らかになっています。
【メタボは認知症とも関係!!!】
記事監修者

いまもと歯科クリニック歯科医師 今本裕紀
【経歴】
- 四天王寺中学校卒
- 四天王寺高校卒
- 大阪大学歯学部卒
- 勤務医を経て2010年「いまもと歯科クリニック」を
奈良県 葛城市北花内にて開院
いまもと歯科クリニックでは、むし歯や歯周病などの治療はもちろん、インプラントや分子栄養療法といった治療まで幅広く対応しています。お口の健康と心からの笑顔を地域のみなさんに届けできるよう、最善を尽くしております。