◎この飲み物は虫歯になりやすい?!|いまもと歯科クリニック|奈良県葛城市の歯医者

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◎この飲み物は虫歯になりやすい?!

お子さんに甘み飲み物を与えるときに 「この飲み物は虫歯にならないかな?」と気になったことはないですか ?   歯の表面をおおうエナメル質は pH5.4より値の低い酸性環境になると、歯が溶け始めます。 現在の市販の乳幼児向けの飲み物は①イオン飲料②果汁100%ジュース③麦茶 の3つに分類されます。 この中のイオン飲料と果汁のほとんど飲み物が PH5.4より低い値を示しています。 つまり、   pH5.4pより低い飲み物ほど酸性が強い為、歯が溶けやすい=虫歯になりやすい ということになります。     ではなぜ、pH値の低い飲料を飲んでもなぜすぐ虫歯にならないのか? それは、”飲み物に含まれる他の成分や、唾液の力が働いているから”です。   唾液には 歯の表面の汚れを洗い流す抗菌作用 と酸を中和する抗酸化作用があります。 この2つの働きがお子さんの歯を守ってくれています。   しかしながら、pH価の低い(歯の溶けやすい)飲み物を頻繁かつ過剰に飲むと、唾液の力が十分に発揮されません。また寝ているあいだはあまり唾液が出ません。そのため、お子さんがpH値の低い飲料をダラダラと飲み続け寝てしまうと、お口の中が酸性環境にさらされてしまい、虫歯ができやすいお口の中になってしまうのです。   とはいえ、 小さなお子さんは汗をかきやすく、水分補給はとても大事です。 なので、 ダラダラと与えない工夫と飲んだ後の三十分以内の歯磨きやうがいはとても大切です!  

記事監修者

いまもと歯科クリニック歯科医師 今本裕紀

【経歴】

  • 四天王寺中学校卒
  • 四天王寺高校卒
  • 大阪大学歯学部卒
  • 勤務医を経て2010年「いまもと歯科クリニック」を
    奈良県 葛城市北花内にて開院

いまもと歯科クリニックでは、むし歯や歯周病などの治療はもちろん、インプラントや分子栄養療法といった治療まで幅広く対応しています。お口の健康と心からの笑顔を地域のみなさんに届けできるよう、最善を尽くしております。

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