
食いしばりの改善方法!
食いしばりの原因は、主にストレスなどの精神的要因です。
それに加えて噛み合わせの悪さなどの物理的な要因も関係しています。
対人関係など何らかしらのストレスがある場合や、緊張する場面に遭遇した場合に、食いしばりをしやすくなります。
ストレスがあると、交感神経が優位になるので、口の周りの筋肉が緊張し、食いしばる状態になりやすいのです。
逆に、ストレスを緩和するために食いしばりをしているという考え方もあります。
症状
◎歯がすり減る
食いしばりに加えて、歯ぎしりの癖もある場合、歯が擦り減りやすくなります。歯のエナメル質同士がぶつかり合うと、お互いに削れを起こし、擦り減ってきます。
◎骨隆起ができる
顎の骨に力が加わり、骨にこぶのような骨隆起(こつりゅうき)ができる事があります。骨隆起があってもお口の中で悪さをするわけではありません。多くは放っておきますが、入れ歯や発音に影響がある場合には、切除する事があります、
◎知覚過敏が起きる
歯が割れたり欠けたりした事によって、象牙質が露出すると、虫歯が無くても、冷たいものがしみるなど、知覚過敏を起こす事があります。
◎顎関節症になる
顎関節症の原因は様々なものがありますが、食いしばりは顎関節症に要因の1つになります。食いしばりにより顎に強い負担がかかってしまうと、顎の関節にある軟骨(関節円板)がずれ、変形するなどして、顎関節症になる事があります。
改善方法
歯科医院で歯の型を取り、自分専用のマウスピースを作成し、夜寝ている間に装着して、寝ている間に無意識に食いしばりをするのを防ぎます。
寝ている間は、食いしばりをしないように自ら注意する事ができません。無意識のうちに食いしばりを行うので、強い力で長時間してしまう事も多く、歯や歯ぐきへのダメージが強くなります。マウスピースを装着する事で、力を分散させ、ダメージを軽減します。
保険適用の場合、3割負担の方で5千円前後の費用で作ることができます!
お気軽にスタッフへお申し出ください。


記事監修者

いまもと歯科クリニック歯科医師 今本裕紀
【経歴】
- 四天王寺中学校卒
- 四天王寺高校卒
- 大阪大学歯学部卒
- 勤務医を経て2010年「いまもと歯科クリニック」を
奈良県 葛城市北花内にて開院
いまもと歯科クリニックでは、むし歯や歯周病などの治療はもちろん、インプラントや分子栄養療法といった治療まで幅広く対応しています。お口の健康と心からの笑顔を地域のみなさんに届けできるよう、最善を尽くしております。