歯周病と関連ある全身疾患
①糖尿病→歯周病菌と戦うための炎症物質が血流にのって体内の血糖値を上昇させていることがわかっています。糖尿病は歯周病の治療と並行して行いましょう。
また糖尿病の患者さんは健康な人に比べて歯周病にかかる確率が2倍とされています。糖尿病の3大合併症は「網膜症、腎症、神経障害」です。これらは糖尿病によって血流が悪化することで起こります。
②心疾患、心筋梗塞、脳梗塞→歯周病菌の毒素が血管の壁を厚くしたり脂肪の塊や血栓を作るなど様々な関与が指摘されています。
③早産、低体重児→歯周病菌は女性ホルモンが大好きです。なので成長期は省きがはれやすかったり妊娠の時もそうです。
④誤嚥性肺炎
などその病気歯周病のせいかも!歯周病はほおっておくとついに歯がぐらぐらになり失われてしまう病気。これだけでも十分怖いのですがそれだけで済まないのです。糖尿病を悪化させてたり脳や心臓の血管が詰まりやすいなど全身の病気を進行させてしまう重大なリスク因子であることが解明されています。
歯周病で命が縮む??まさにそうなのかもしれません。
近頃は歯ぐきから血が出たり疲れると浮くかんじと思ったら歯周病の症状ですので歯科医院で検診してもらいましょう。
手遅れになる前に全身の健康のために!!!
なぜ歯周病は体に悪いのか
歯周ポケットは歯周病菌の培養工場であり増殖した歯周病菌がたまっています。腫れて敗れた歯周ポケットの上皮~歯周病菌や毒素が血液の流れに乗って全身をめぐり悪さをします。
歯周病を菌を退治するには。おうちでの歯磨き歯科医院での機械での歯石取りが必要です。奥に潜んでいる悪い歯石を根こそぎ除去しましょう。
記事監修者
いまもと歯科クリニック歯科医師 今本裕紀
【経歴】
- 四天王寺中学校卒
- 四天王寺高校卒
- 大阪大学歯学部卒
- 勤務医を経て2010年「いまもと歯科クリニック」を
奈良県 葛城市北花内にて開院
いまもと歯科クリニックでは、むし歯や歯周病などの治療はもちろん、インプラントや分子栄養療法といった治療まで幅広く対応しています。お口の健康と心からの笑顔を地域のみなさんに届けできるよう、最善を尽くしております。
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