抜歯前と抜歯の後必要なこととは。抜歯が必要なのは、一体どんな時なのか。抜歯を行う理由1つ目は虫歯や歯周病で治療するにはもう手遅れになってしまった歯。端を支える歯槽骨が修復不可能なほど壊れており重篤な歯周病になった場合である。2つ目、隣の歯や周りの歯に悪影響がある。横向きに生え隣の歯を押す親知らずはそのままにしておくと手前の歯にまで被害が拡大してしまいます。3つ目、炎症の根本原因を除去するため、虫歯や歯周病の炎症が原因で、口、顎の骨、さらには、全身に影響が及ぶ時があります。治療しても繰り返し言われる場合、など炎症の原因を取り去るために、最終手段として歯を抜きます。4つ目は矯正や入れ歯などの治療のために、矯正入れ歯や被せ物、インプラント等のご希望の治療の結果がより安定し、良い状態が長く持つよう戦略的に行います。抜歯した後はどのように治っていくのか。当日は抜歯すると骨がむき出しになり、骨からじわじわ血が染み出します。翌日は血が溜まってお餅のようにかたまりかさぶたの役目をします。1週間後薄い粘膜とコラーゲンができ、下から骨が戻り始めます。1ヵ月後粘膜が熱くなり、骨が増えて穴がふさがっていきます。さらに6ヶ月後抜歯前と少し骨の形が変わるものの硬い顎の骨に戻ります。
ドライソケットとは、ぶくぶくうがいや触ったりしたことで血餅がなくなり骨が剥き出しになり、ひどく痛みます。抜歯の後はどのようにしたら良いか。傷口を押さえて止血するためにガーゼを30分間しっかり噛みましょう。痛みが強くなると痛み止めは効きにくいものです。痛くなりそうかなと思ったら我慢せず早めに痛み止めを飲みましょう。ぶくぶくうがいは控えてください。口をゆすぐ時は水をそっと含む程度で。今日は運動入浴、飲酒はお休みです。血行が良くなると出血しやすくなります。当日は歯磨きもお休みです。次の日から抜歯したところに当てないようにしましょう。