こんにちは、奈良県葛城市歯医者いまもと歯科クリニック院長今本です。「私は歯でずっと苦労をしてきたけど子供に歯痛い思いをさせたくない」とお子さんだけ定期受診させているというお母さんお父さんは多いのでは?お子さんの虫歯予防をする際に実は親御さんも一緒に始めるほうが良い結果が出やすいってご存じですか?
お子さんへの虫歯菌の感染を減らせるうえ予防効果を親御さん自身が実感することによりご家庭の歯についての意識ががらりと変わって予防が暮らしの中に浸透するんです。
★虫歯菌の感染源は「親」だから★
虫歯菌が「最近による感染症だ」ということはご存じですか虫歯は生まれたての赤ちゃんのお口にはいません。おもに親御さんから知らないうちに赤ちゃんに移りそのまま赤ちゃんの口の中に定着してしまいます。お子さんの虫歯のリスクが高くなりやすいことがわかっています。お子さんの健やかな成長のために自然なスキンシップをあきらめず同時に感染を減らすには親墓参のお口の定期的なメンテナンスがとても重要です。
★子供の食習慣は親にそっくり★
虫歯はご家庭の食習慣も大いに関係します。例えば甘いものがすきで習慣化していると子供の虫歯を増やしていることがあるのです。歯科医院での定期的なメンテナンスとおうちでのケアのダブルで防ぎましょう。
★親子で唾液検査を受けてみませんか★
心配でしたら虫歯のリスク歯周病のリスク口臭のリスクを唾液検査で見てみましょう!
唾液検査で分かること
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1.歯の健康に関する項目
・むし歯菌→むし歯菌が多いと、歯の表面に歯垢(プラーク)が付着しやすく、歯の健康を損なうことが知られています。
・酸性度(口腔内のpH)→唾液の酸性度が高い(唾液のpHが低い)と、口腔内の環境は酸性になり、エナメル質などの歯質が溶解(脱灰)しやすいことが知られています。
※pHとは、酸・アルカリの度合いを示した数値です。
・緩衝能(かんしょうのう)→唾液にはむし歯菌や食物由来の酸を中和する機能(緩衝能)がありますが、その働きが弱いと、エナメル質などの歯質が溶解(脱灰)しやすいことが知られています。
- 歯茎の健康に関する項目
・白血球→歯と歯茎の境目(歯周ポケット)で細菌や異物が増加すると、生体の防御作用により唾液中の白血球が増加することが知られています。
・タンパク質→口腔内の細菌や、歯と歯茎の間にある歯垢(プラーク)の影響により、唾液中のタンパク質が多くなることが知られています。
- 口腔清潔度に関する項目
・アンモニア→口腔内の細菌数が多いと、唾液中のアンモニアが多くなることが知られており、口臭等の原因になるといわれています。

記事監修者
いまもと歯科クリニック歯科医師 今本裕紀
【経歴】
- 四天王寺中学校卒
- 四天王寺高校卒
- 大阪大学歯学部卒
- 勤務医を経て2010年「いまもと歯科クリニック」を
奈良県 葛城市北花内にて開院
いまもと歯科クリニックでは、むし歯や歯周病などの治療はもちろん、インプラントや分子栄養療法といった治療まで幅広く対応しています。お口の健康と心からの笑顔を地域のみなさんに届けできるよう、最善を尽くしております。
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