
こんにちは、奈良県葛城市歯医者いまもと歯科クリニック歯科衛生士の中本です。シーラントとは、奥歯の溝の凸凹を埋めて、虫歯菌が繁殖しないようにするものです。埋め込む素材はプラスチックで、奥歯の凸凹や前歯の裏側など、虫歯になりやすい部分に施します。
シーラントは予防歯科のための施術でありながら、保険適用内で行えるのも魅力的です。ただし、虫歯の治療に使えるものではなく、すでに虫歯になってしまっている歯には施せないことがほとんどです。もし、虫歯の歯にシーラントをするなら、虫歯治療がすんでからでなければ行なえません。まれに初期の虫歯にも適応できますが、基本的には予防目的で用いられる方法です。
◎シーラントをする時期
シーラントを子どもの歯に施すなら、いつごろに行うのがベストなのでしょうか。乳歯や永久歯が生えてすぐがいいのかな?と思いがちですが、そうではないようです。シーラントを行うベストなタイミングは以下の通りです。
・4歳〜5歳ころ…乳歯に ・6歳ころ…6歳臼歯に ・7歳〜8歳…生え変わった永久歯の前歯に ・9歳〜12歳…永久歯の奥歯に
シーラントは、奥歯や前歯に施すのが一般的です。そのため、前歯や奥歯が生えた際に行うのが、予防歯科の観点からは適しています。特に、永久歯は一生付き合う歯になりますので、前歯と奥歯が生えたそれぞれの時期に合わせてシーラントをするとよいでしょう。
記事監修者
いまもと歯科クリニック歯科医師 今本裕紀
【経歴】
- 四天王寺中学校卒
- 四天王寺高校卒
- 大阪大学歯学部卒
- 勤務医を経て2010年「いまもと歯科クリニック」を
奈良県 葛城市北花内にて開院
いまもと歯科クリニックでは、むし歯や歯周病などの治療はもちろん、インプラントや分子栄養療法といった治療まで幅広く対応しています。お口の健康と心からの笑顔を地域のみなさんに届けできるよう、最善を尽くしております。
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