災害時の食事について 健口から健康へ|いまもと歯科クリニック|奈良県葛城市の歯医者

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災害時の食事について 健口から健康へ

日本は自然災害が多く、私たちは台風、洪水、土砂災害、地震、津波などにいつ襲われ てもおかしくないと言われています。そのような中、災害への備えはできていますか? 今回は 「災害時の食生活」についてまとめます。 避難所での食生活 <参 考> ●一般社団法人 国土技術研究センターサイト ●国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所サイト ●厚生労働省サイト                    ●ビタミン 85巻 8号(8月)2011「 災害時におけるビタミン栄養の確保」 ●JOURNAL OF THE JAPAN DIETETIC ASSOCIATION Vol. 53 No. 4, 2010   「ストレス負荷時の食事摂取量の変化と必要な栄養素 ─被災者への栄養・食生活支援のために─ 」 避難所によって状況は様々ですが、基本的に避難所の生活は配給される飲食物や調理設備が限られています。 しかし、長期になることが予想される避難生活を食事の面から支えることは大切です。 被災時は食品の流通やライフラインの影響の他、ストレスなどにより、平常時と比較して不足しやすい栄養素が あります。 被災時に不足しやすい栄養素 不足しやすい栄養素 ■ タンパク質 ■ ビタミンA ■ ビタミンB1 ■ ビタミンB2 ■ ビタミンB6 ■ ビタミンC ■ カルシウム ■ 鉄 ■ 食物繊維 ● 果物ジュースや野菜ジュースの利用 ● 麦や強化米、雑穀などを白米と一緒に炊く ● 栄養素が強化・調整された食品(ふりかけ、ゼリー飲料など)の利用 ● サプリメントなどの健康食品の活用 非常用袋にマルチビタミン・ミネラルなどの 不足しやすい栄養素が補えるサプリメントを 入れておくのもお勧めです。 非常用袋にマルチビタミン・ミネラルなどの 不足しやすい栄養素が補えるサプリメントを 入れておくのもお勧めです。 食生活の問題点 栄養面 おにぎり、パンなどの炭水化物が主体。 野菜、肉、魚などの生鮮食品が届きにくく、 タンパク質、ビタミン、ミネラル、食物繊維の 不足が目立つ。 飲料水の配給が限られたり、トイレを気に するため水分の摂取量が減少しがち。 被災地全体の衛生状態が悪く、食べる人の 抵抗力が低下気味で、食中毒などが発生しやすい  

記事監修者

いまもと歯科クリニック歯科医師 今本裕紀

【経歴】

  • 四天王寺中学校卒
  • 四天王寺高校卒
  • 大阪大学歯学部卒
  • 勤務医を経て2010年「いまもと歯科クリニック」を
    奈良県 葛城市北花内にて開院

いまもと歯科クリニックでは、むし歯や歯周病などの治療はもちろん、インプラントや分子栄養療法といった治療まで幅広く対応しています。お口の健康と心からの笑顔を地域のみなさんに届けできるよう、最善を尽くしております。

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